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カラー専門店は儲かる?目安の開業資金や将来性・1日何人で利益になるかも解説

カラー専門店は儲かる?目安の開業資金や将来性・1日何人で利益になるかも解説

「カラー専門店は儲からないって聞くけど本当?」と不安になる方は多いはずです。

カラー専門店はカラーリングだけに特化することで、低価格・短時間を実現した美容室です。

白髪染め需要の高まりで注目される一方、価格競争で利益が出にくいという声もあります

本記事では、カラー専門店の開業資金・将来性・1日何人で利益になるかまで、数字を使って中立的に解説します。

目次

【結論】カラー専門店は構造上儲かりにくいが、戦略次第で十分に儲かる

カラー専門店は、やり方を間違えなければ営業利益率20〜25%を狙えるビジネスです。

白髪染めは定期的に通う必要があるため、リピーターを掴めば毎月安定した売上が見込めます。

実際、優良なフランチャイズでは利益率20%以上、開業半年での黒字化率94%という実績もあります。

一方で、低単価のまま客数も回転率も上がらないと、構造的に利益が残らず赤字になりやすいのも事実です。

儲かるかどうかは、立地・客単価・リピート率をどう設計するかで決まります。

儲かるかどうかは「客単価×回転率×席数」で決まる

カラー専門店の売上は、「客単価 × 1日の回転率 × 席数」のかけ算でほぼ決まります。

たとえば、客単価3,500円・1席1日5回転・3席なら、1日の売上は約5万2,500円です。

この3つのうちどれか1つでも低いと、売上が一気に下がります。

逆にいえば、この3要素を意識して経営すれば利益は十分に出せます。

「なんとなく安くしている」店ほど儲からないのは、このかけ算が崩れているからです。

カラー専門店が「儲からない」と言われる7つの理由

ここでは、カラー専門店が「儲からない」と言われる7つの理由について見ていきます。

1.客単価が低く価格競争に陥りやすい

儲からない最大の理由は、「安さ」だけを武器にして客単価が下がりすぎることです。

カラー専門店の平均客単価は約3,336円と、一般的な美容院の白髪染め(女性6,228円)の半分ほどです。

安さは集客の武器になりますが、近隣に「もっと安い店」ができると価格競争に巻き込まれ、値下げ合戦で利益が消えてしまいます。

2.施術時間が長く席の回転率が上がらない

カラーは薬剤を置く時間が必要で、1人あたり40分〜1時間かかるため、席が回転しにくいのが弱点です。

低単価なのに回転も遅いと、1日に対応できる人数が限られ、売上の上限が低くなります。

セルフブローの導入や複数席の同時進行など、効率を上げる工夫がないと利益は残りません。

3.リピーターを獲得できていない

新規客ばかり追いかけてリピーターを作れない店は、安定した売上が立ちません

カラーは1ヶ月〜1ヶ月半ごとに通う必要があるサービスなので、本来はリピートしやすい業態です。

それなのに次回来店につながらないのは、接客やカウンセリングの質に問題があるサインです。

新規集客には広告費がかかるため、リピート率の低さはそのまま赤字に直結します。

4.集客がターゲットに届いていない

広告を出していても、来てほしいお客様に届いていなければ集客効果はありません

たとえば白髪染め中心の店なのに若者向けのSNS広告ばかり打っていては、ターゲットがズレています。

自店の強みと客層を明確にし、チラシ・MEO(Googleマップ対策)・SNSを使い分けることが大切です。

5.サービス・技術の質が低い

「安いから仕方ない」と技術や接客の質が低いと、お客様は二度と戻ってきません

髪が傷んだ、色ムラができた、対応が雑だった——こうした不満は口コミやGoogleの低評価として残り、新規客まで遠ざけます。

低価格でも仕上がりの質を保つことが、リピートと評判の土台になります。

6.立地選びを間違えている

低価格ビジネスは「人通りの多さ」が命なので、立地を間違えると集客できません

家賃を抑えようと人通りの少ない物件を選ぶと、結局お客様が来ず売上が立たないという失敗が起こります。

駅前・商業施設内・住宅街のメイン通りなど、ターゲット層が日常的に通る場所を選ぶ必要があります。

7.固定費・運転資金の計画が甘い

開業資金を使い切ってしまい、売上が安定する前に資金がショートするケースも多いです。

開業直後はお客様が少なく、軌道に乗るまで数ヶ月かかるのが普通です。

家賃や人件費などの固定費を払い続ける運転資金を用意していないと、黒字化する前に閉店に追い込まれてしまいます。

カラー専門店の開業資金はいくら?目安と内訳

カラー専門店の開業資金はいくら?目安と内訳

カラー専門店の開業資金は、個人開業で300万〜800万円、フランチャイズで500万〜1,000万円前後が目安です。

カットやパーマの設備が不要なぶん、一般的な美容室より初期費用を抑えやすいのが特徴です。

開業スタイル開業資金の目安
個人開業(小規模)約300万〜800万円
フランチャイズ加盟約500万〜1,000万円

個人開業の開業資金の相場と内訳

個人開業の場合、物件取得費・内装工事費・設備費・薬剤などの開業費が主な内訳です。

項目目安
物件取得費(保証金・前家賃)100万〜300万円
内装工事費100万〜300万円
設備・備品費(シャンプー台・椅子など)50万〜150万円
薬剤・消耗品・その他開業費50万〜100万円

居抜き物件(前のテナントの設備が残っている物件)を使えば、内装工事費を大きく削減できます。

物件の状態によって総額は変わるため、まずは費用を一つひとつ書き出すことが大切です。

フランチャイズ加盟の開業資金の相場

フランチャイズは、加盟金や研修費が加わるぶん個人開業より高めですが、ノウハウとブランド力が手に入ります

初期投資600万円程度から始められるFCもあり、加盟金やロイヤリティはブランドによってさまざまです。

商業施設への出店サポートや集客支援が受けられるため、未経験から始めたい人に向いています。

ただし、毎月のロイヤリティ(売上の数%)が利益を圧迫するため、契約条件は事前にしっかり確認しましょう。

開業後に必要な運転資金の目安

開業資金とは別に、固定費の3〜6ヶ月分(150万〜300万円程度)の運転資金を用意しておくのが安全です。

たとえば月の固定費が50万円なら、最低でも150万〜300万円を手元に残しておきます。

開業直後は客数が安定せず赤字になりがちなので、この余裕資金がないと早期閉店のリスクが高まります。

活用できる補助金・助成金・融資制度

自己資金が足りなくても、補助金・融資制度を使えば開業のハードルは下げられます

活用できる補助金・助成金・融資制度
  • 小規模事業者持続化補助金:広告費や設備投資に使え、最大100万円程度の支援
  • 日本政策金融公庫の創業融資:無担保・無保証人で融資を受けられる可能性がある
  • 自治体独自の開業支援制度:地域によって助成制度がある場合も

制度は要件や時期によって変わるため、商工会議所や自治体のホームページで最新情報を確認しましょう。

カラー専門店は1日何人で利益になる?損益分岐シミュレーション

結論から言うと、客単価3,500円なら、1日およそ10〜12人の来店で黒字ラインに届きます

あくまでモデルケースですが、具体的な数字で見ていきましょう。

月の固定費・変動費の目安

小規模なカラー専門店の場合、月の経費は60万〜75万円程度が一般的な目安です。

  • 家賃:15万円
  • 人件費(スタッフ1〜2名):20万〜40万円
  • 薬剤・消耗品費:10万円
  • 光熱費・通信費・広告費:10万円

オーナー1人で運営すれば人件費を抑えられ、固定費はさらに下がります。

客単価別・損益分岐に必要な1日の来店人数

月の経費を75万円・営業日数25日と仮定すると、客単価が高いほど、必要な来店人数は少なくて済みます

客単価必要な月間来店数1日あたりの来店数
2,500円300人12人
3,500円約215人約9人
4,500円約167人約7人

この表は「経費をちょうど回収できるライン(損益分岐点)」です。

利益を出すには、ここからさらに来店数を増やす必要があります。

単価が低いほど多くの客数を集めなければならず、回転率の壁にぶつかりやすいことが分かります。

月商・オーナー年収の目安

立地や客数にもよりますが、1店舗あたりの月商は100万〜150万円、オーナー年収は400万〜600万円が目安です。

オーナー自身が現場に立ち、月に50〜60名以上を安定的に集められれば、この水準は十分に狙えます

さらに複数店舗の展開や高単価メニューの導入に成功すれば、年収1,000万円を超えるケースもあります。

儲かっている店の利益率・黒字化率の実例

実際に成功している店は、営業利益率20〜25%、開業半年での黒字化率94%という高い実績を出しています。

あるフランチャイズではリピート率85%以上を達成しており、「儲からない」というイメージとは正反対の結果です。

きちんと立地とリピート施策を設計すれば、カラー専門店は安定して利益を生むビジネスだと分かります。

カラー専門店の将来性は?市場動向とトレンド

カラー専門店の将来性は?市場動向とトレンド

カラー専門店の市場は、白髪染め需要と高齢化を背景に、今後も伸びていくと予測されます

ただし競合の増加というリスクもあるため、生き残る店の条件もあわせて見ていきましょう。

白髪染め需要と高齢化で安定するリピート市場

白髪染めは年齢を重ねるほど必要になり、定期的に通い続ける安定需要です。

日本は高齢化が進んでいるため、白髪染めの利用者は今後も増えていきます。

毎月のように通うリピート性の高い市場なので、一度ファンになってもらえれば長く通ってくれる、息の長いビジネスといえます。

若年層のデザインカラー需要の拡大

白髪染めだけでなく、若者向けのデザインカラー需要も拡大しています

インナーカラーやグラデーション、ハイライトなど、おしゃれを目的としたカラーのニーズが細分化しています。

白髪染め層とデザインカラー層の両方を取り込めれば、幅広い客層から安定した売上を得られます。

競合増加・他業種参入のリスク

一方で、新規参入が増え、価格競争や差別化の難しさが高まっているのは無視できないリスクです。

市場が伸びているぶん、同じエリアにライバル店ができる可能性も高くなります。

「安いだけ」の店は埋もれてしまうため、独自の強みを打ち出せるかが生き残りの分かれ目になります。

今後生き残る店の条件

これから生き残るのは、「価格以外の価値」で選ばれる店です。

髪にやさしいオーガニックカラー、丁寧なカウンセリング、通いやすい予約システムなど、安さ以外の魅力を持つ店が選ばれます。

リピーターを大切にし、口コミで広がる仕組みを作れる店ほど、競争の中でも安定して伸びていきます。

カラー専門店を儲かる店にする7つの戦略

ここからは、カラー専門店を儲かる店にする7つの戦略を見ていきます。

カラー専門店を儲かる店にする7つの戦略

1.追加メニューと適正価格で客単価を上げる

トリートメントやヘッドスパなどの追加メニューで、1人あたりの単価を上げましょう

カラーと相性のいいオプションを用意すれば、無理な値下げをせずに売上を伸ばせます。

安易なクーポンの乱発は利益を削るだけなので、価格は提供する価値に見合った適正水準を保つことが大切です。

2.回転率を高める仕組みをつくる

セルフブローの導入や複数席の同時進行で、1日に対応できる人数を増やします

カラーは薬剤を置く待ち時間があるため、その間に別のお客様の施術を進めれば効率が上がります。

予約システムで来店時間を調整し、空席や待ち時間のムダをなくすことも回転率アップにつながります。

3.顧客フォローでリピート率を上げる

次回予約の提案やLINEでのフォローで、お客様の再来店を促しましょう

カラーは1ヶ月ほどで色落ちするので、「そろそろ染め時です」という案内が来店のきっかけになります。

誕生日クーポンや来店記念日の特典など、リピーターを優遇する仕組みも効果的です。

4.ターゲットを絞った集客を行う

来てほしい客層を明確にし、その層に響く方法で集客します

白髪染め中心ならチラシのポスティングやGoogleマップ対策、若者向けならInstagramといった具合に、ターゲットによって使う媒体を変えます。

誰に何を届けたいかを決めることで、少ない広告費でも効果が出ます。

5.ブランディングで他店と差別化する

「この店ならでは」の強みを打ち出して、価格以外の理由で選ばれる店を目指します

オーガニックカラー専門、デザインカラーが得意、居心地のいい空間など、コンセプトを明確にしましょう。

ロゴや内装、接客スタイルに統一感を持たせると、お客様の印象に残りやすくなります。

6.スタッフ教育で技術・接客を強化する

技術と接客の質を高めることが、リピートと口コミの一番の近道です。

定期的な技術研修や接客の練習で、スタッフ全員のレベルを底上げしましょう。

丁寧なカウンセリングで一人ひとりの要望を汲み取れる店は、満足度が高くファンが増えていきます。

7.立地選びで集客力を確保する

ターゲット層が日常的に通る場所に出店することが、安定集客の前提条件です。

これは開業前にしか決められない、最も重要な要素のひとつです。

家賃の安さだけで選ばず、人通りや周辺の客層、競合の有無まで含めて判断しましょう。

詳しくは次の章で解説します。

カラー専門店の開業で失敗しないためのポイント

これから開業する人は、「立地」「開業形態」「事前準備」の3つを押さえることで失敗リスクを下げられます

儲かる立地の選び方

人通りが多く、ターゲット層が住む・通うエリアを選ぶのが鉄則です。

白髪染め中心なら主婦やシニアが多い住宅街、デザインカラー中心なら若者が集まる駅前など、客層に合わせて立地を選びます。

家賃・坪数だけでなく、看板の見えやすさや入りやすさも確認しておきましょう。

個人開業とフランチャイズはどちらが有利か

経験があるなら個人開業、未経験ならフランチャイズが向いています

項目個人開業フランチャイズ
開業資金抑えやすい加盟金などで高め
自由度高い本部のルールに従う
集客・ノウハウ自力で確立が必要本部のサポートあり
毎月の負担なしロイヤリティが発生

自由に経営したい・コストを抑えたいなら個人開業、ノウハウやブランド力を借りたいならフランチャイズという選び方が基本です。

開業前に確認すべきチェックリスト

開業前に、以下のポイントを一つずつ確認しておくと失敗を防げます

開業前に確認すべきチェックリスト
  • ターゲット客層とコンセプトを決めたか
  • 商圏の人通り・競合を調べたか
  • 開業資金+運転資金(固定費3〜6ヶ月分)を確保したか
  • 損益分岐に必要な来店数を計算したか
  • 美容所開設の届出など必要な手続きを確認したか
  • 使える補助金・融資を調べたか

準備不足のまま見切り発車すると、開業後に資金繰りで苦しむことになります。

チェックリストで漏れをなくしておきましょう。

そもそもカラー専門店とは?一般的な美容室との違い

そもそもカラー専門店とは?一般的な美容室との違い

カラー専門店とは、カットやパーマをせず、ヘアカラーだけに特化した美容室のことです。

「儲からない」と誤解されやすいですが、その背景には一般的な美容室との仕組みの違いがあります。

メニュー・価格・スピードの違い

カラー専門店の最大の特徴は、「安い・早い」をカラーに絞って実現していることです。

項目カラー専門店一般的な美容室
メニューカラーのみカット・パーマ・カラーなど
白髪染めの料金平均約3,336円平均5,000円〜
所要時間約40分〜1時間1時間半〜2時間

カットやブローを省くことで、一般的な美容室より安く・早くカラーができます。

なお、カラーリングには美容師免許が必要な点は通常の美容室と同じです。

カラー専門店が人気を集める理由

人気の理由は、「忙しくても短時間で安く染められる」手軽さにあります。

子育てや仕事で忙しい人、定期的に白髪染めをしたい人にとって、時間とお金を節約できるのは大きな魅力です。

利用目的がはっきりしたお客様が多いため、リピートにつながりやすいのも特徴です。

カラー専門店の経営に関するよくある質問

美容師免許がなくても開業できる?

カラーリングの施術には美容師免許が必要です。

免許がない人が髪を染める行為は法律で認められていません。

ただし、オーナーとして経営に専念し、施術は有資格者のスタッフに任せる形であれば、オーナー自身に免許がなくても運営は可能です。

一人開業でも儲かる?必要な売上の目安は?

一人開業でも、人件費がかからないぶん利益を残しやすいです。

固定費が月40万円程度なら、客単価3,500円で1日6〜7人ほど集められれば黒字が見えてきます。

ただし一人だと施術人数に限界があるため、回転率と単価をどう上げるかが鍵になります。

カラー専門店の薬剤は髪に悪いって本当?

「安い=悪い薬剤」とは限りません

料金の安さは、カットを省いた効率化や仕入れの工夫によるものが大きいです。

髪の傷みは薬剤そのものより、放置時間や施術の丁寧さといった人の作業による影響が大きいとされています。

オーガニックカラーを使う店も増えています。

儲かるまでどのくらいかかる?

立地や集客力にもよりますが、黒字化までは半年〜1年程度かかるのが一般的です。

優良なフランチャイズでは開業半年での黒字化率94%という例もあります。

軌道に乗るまでの運転資金を用意しておくことが大切です。

まとめ:カラー専門店は構造を理解すれば儲かる

カラー専門店は、「客単価×回転率×席数」の仕組みを理解して経営すれば、十分に儲かるビジネスです。

儲からない店の多くは、単価が低すぎる・リピーターを作れていない・立地を間違えているといった原因を抱えています。

逆にいえば、これらを改善すれば営業利益率20〜25%も狙えます。

白髪染め需要に支えられた安定市場である一方、競合の増加で「安いだけ」の店は生き残りにくくなっているのも事実です。

開業を考えているなら、開業資金と運転資金をしっかり準備し、損益分岐に必要な来店数を計算したうえで、価格以外の価値で選ばれる店づくりを目指しましょう。

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この記事を書いた人

個人事業主時代の20代半ば、「フランチャイズなら安定して稼げる」と信じて大手に加盟するも、下調べ不足が災いし、思うように稼げないまま撤退。あの苦い経験から「同じ失敗をする人を減らしたい」とこのサイトの立ち上げ、リアルな視点でフランチャイズの実態をレポート中。

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